今日はたんきゅんさんの「たんきゅんS・O・S」のコード進行を解析してみたいと思います!
天才によるコード進行と言われるこの曲、今回は極めて信頼出来るソース(http://twitpic.com/e0mc2a)を見つけたので、そこを参考にしつつコードを採ってみたいと思います!
たんきゅんS・O・S
KEY=C, D, G, A, B, C#
[Intro]
Am7 | Am7 |
[A]
Am7 | F#7 | Bm | C |
Am7 | F#7 | Bm |
C G | F#7 B7 |
[B]
(2/4)Em7 | Em7/A | (2/4)Dmaj7 | Bm7 |
C#7 | F#m | D#7 | G#sus4 G#/F# |
(2/4)F7 | F7 | (2/4)B♭m | B♭m/A♭ Gm7(♭5) |
D#m7 | C#/F | F#m | (2/4)F#7 |
[サビ]
Bm | F#7/A# | Am | B7 |
Em | Em/D# | Em7/D | C#m F#7 |
Bm | F#7/A# | Am | B7 |
Em | Em/D# | Em7/D | C#m F#7 |
Bm C | Bm F#7/A# | Bm | G#m7(♭5) |
Gmaj7 | F#aug F#7 |
Bm7 | Am7 | Bm7 | Am7 |
[2A]
Am7 | F#7 | Bm | C |
Am7 | F#7 | Bm |
C G | F#7 B7 |
[2B]
(2/4)Em7 | Em7/A | (2/4)Dmaj7 | Bm7 |
C#7 | F#m | D#7 | G#sus4 G#/F# |
(2/4)F7 | F7 | (2/4)B♭m | B♭m/A♭ Gm7(♭5) |
D#m7 | C#/F | F#m | (2/4)F#7 |
[2サビ]
Am7 | F#7 | Bm | C |
Am7 | F#7 | Bm |
C G | F#7 B7 |
[2B]
(2/4)Em7 | Em7/A | (2/4)Dmaj7 | Bm7 |
C#7 | F#m | D#7 | G#sus4 G#/F# |
(2/4)F7 | F7 | (2/4)B♭m | B♭m/A♭ Gm7(♭5) |
D#m7 | C#/F | F#m | (2/4)F#7 |
[2サビ]
Bm | F#7/A# | Am | B7 |
Em | Em/D# | Em7/D | C#m F#7 |
Bm | F#7/A# | Am | B7 |
Em | Em/D# | Em7/D | C#m F#7 |
Bm C | Bm F#7/A# | Bm | G#m7(♭5) |
Gmaj7 | F#aug F#7 |
Bm7 | Am7 | Bm7 | Am7 |
[C]
Gmaj7 | A | D A/C# | Bm |
C#m7 | F#7 | Bm A/C# | D |
Gmaj7 | A | Bm | Cmaj9 |
C#m | C#m | Gma7 | Gma7 F#7 |
[3サビ]
Bm | F#7/A# | Am | B7 |
Em | Em/D# | Em7/D | C#m F#7 |
Bm | F#7/A# | Am | B7 |
Em | Em/D# | Em7/D | C#m F#7 |
Bm C | Bm F#7/A# | Bm | G#m7(♭5) |
Gmaj7 | F#aug F#7 | Bm | G#m7(♭5) |
Gmaj7 | F#aug F#7 |
Bm7 | Am7 | Bm7 | Gm9 |
【ポイント①】
Aメロの2つめのコードから意表をついてくる、この曲。
Am7一発のイントロ後、Am7→F#7という強引な進行に驚かされます。
長調で考えてKEY=CにおいてF#7というコードはほぼ使われないコード。
F#7の時点でKEY=Dに変わっていると考えられますね。
つまり
Am7 | F#7 | Bm | C |
Ⅵm
KEY=D Ⅲ7 Ⅵm ♭Ⅶ
となっているのですね。
そのあともC→G→F#7→B7の、F#7の部分でKEY=GからKEY=Dへ転調していると思われます。この辺りは近い調からのドミナント持ってきていて、かなり曖昧な部分です。
【ポイント②】
BメロはKEY=Dでスタート。
その後、C#7→F#m→D#7→G#sus4→G#/F#→F7という、怒濤のドミナント・モーション。
まずC#7→F#mの時点ではKEY=A、そしてD#7→G#sus4→G#/F#はKEY=B、さらにF7の時点ではKEY=C#、と一時転調の繰り返しによって、最終的にKEY=C#に転調しています。この繰り返しのパターン、F#m→F#m/E→D#7、G#→G#/F#→F7、という風にあるコードから全音、そして半音と、短3度下がりながらドミナントを繰り返すパターンになっています。これ、弾いてみるとわかりますが、永遠に続けられます。これもパターンでの思考かもしれませんね☆
ちなみにこのパターン、何かを思い出すなぁ、と思っていたのですが、サウンド・オブ・ミュージックの「ドレミのうた」の「ソは青い空〜」の以降部分でした。こちらは転調こそしていませんが、F→D7→G→E、と短3度下がりながらドミナントを繰り返すパターン、として同じパターンでした。どちらもグッとくるパターンですね。
そして、さらに気付きましたが、ドミナントのルートを3度にすることで、F#m→D#7/G→G#→F7/A→B♭m、という半音ずつ上昇、にもなるのです。この転回をしなくとも、内声にこの半音上昇があることになるので、これがグッくる要素なのかもしれません。
そして、その後、サビ前でKEY=C#でのⅣmのF#mから2拍のF#7を挟み、これをドミナントとして、KEY=Bm(D)へ、ばしっと転調します。ⅣmからⅣ7にして、それをドミナントにする、なんてのも見たことありません。すごい感覚。。
そしておそるべし転調の嵐ですね。
【ポイント③】
サビはいろいろ仕掛けはありますが、割と説明の付きやすい進行であり、大きな転調もなく、メロディーがキャッチーに出来ていて、いつもどおり対比が素晴らしいです。
さて、個人的な感覚ですが、大サビCメロのC#m→Gma7→F#7という進行が以外に効果的に聴こえました。
普通ならC#m→F#7とⅦm→Ⅲ7で行くところに、間にⅣmaj7のGmaj7を挟んでいて、これが面白いですね。C#mでいったんコードトーンGの音が#したのに、またGがナチュラルになるGmaj7を挟んでのF#7。まぁ、単純に裏コードのmaj7版なのですが。効果的に聴こえました☆
さて、今回も転調の嵐で頭がグルグルでしたね☆
残った小さなトピックを少しだけ。
・エンディングの最後、KEY=BmでサブドミナントマイナーのGm9で終わるという工夫。郷さんはいつもエンディングのコードに仕掛けをしてくれます。
・この曲にも2/4拍子がBメロで効果的に挟まれています。Aメロは4+3+2という小節数で、またしても進むにつれて細かい小節になっています。
いかがでしたでしょうか?
なかなか転調の妙を探るのは難しいですね。。
いろいろご意見あればぜひ聴かせてください☆
次はたんきゅんさんの「百約束の物語」、行きまーーす!
【ポイント①】
KEY=CにおけるAm7→F#7という進行!
Aメロの2つめのコードから意表をついてくる、この曲。
Am7一発のイントロ後、Am7→F#7という強引な進行に驚かされます。
長調で考えてKEY=CにおいてF#7というコードはほぼ使われないコード。
F#7の時点でKEY=Dに変わっていると考えられますね。
つまり
Am7 | F#7 | Bm | C |
Ⅵm
KEY=D Ⅲ7 Ⅵm ♭Ⅶ
となっているのですね。
そのあともC→G→F#7→B7の、F#7の部分でKEY=GからKEY=Dへ転調していると思われます。この辺りは近い調からのドミナント持ってきていて、かなり曖昧な部分です。
【ポイント②】
ドミナント・モーションの連続による転調の嵐!
BメロはKEY=Dでスタート。
その後、C#7→F#m→D#7→G#sus4→G#/F#→F7という、怒濤のドミナント・モーション。
まずC#7→F#mの時点ではKEY=A、そしてD#7→G#sus4→G#/F#はKEY=B、さらにF7の時点ではKEY=C#、と一時転調の繰り返しによって、最終的にKEY=C#に転調しています。この繰り返しのパターン、F#m→F#m/E→D#7、G#→G#/F#→F7、という風にあるコードから全音、そして半音と、短3度下がりながらドミナントを繰り返すパターンになっています。これ、弾いてみるとわかりますが、永遠に続けられます。これもパターンでの思考かもしれませんね☆
ちなみにこのパターン、何かを思い出すなぁ、と思っていたのですが、サウンド・オブ・ミュージックの「ドレミのうた」の「ソは青い空〜」の以降部分でした。こちらは転調こそしていませんが、F→D7→G→E、と短3度下がりながらドミナントを繰り返すパターン、として同じパターンでした。どちらもグッとくるパターンですね。
そして、さらに気付きましたが、ドミナントのルートを3度にすることで、F#m→D#7/G→G#→F7/A→B♭m、という半音ずつ上昇、にもなるのです。この転回をしなくとも、内声にこの半音上昇があることになるので、これがグッくる要素なのかもしれません。
そして、その後、サビ前でKEY=C#でのⅣmのF#mから2拍のF#7を挟み、これをドミナントとして、KEY=Bm(D)へ、ばしっと転調します。ⅣmからⅣ7にして、それをドミナントにする、なんてのも見たことありません。すごい感覚。。
そしておそるべし転調の嵐ですね。
【ポイント③】
大サビ、KEY=DにてC#m→Gma7→F#7は以外に効果的?!
サビはいろいろ仕掛けはありますが、割と説明の付きやすい進行であり、大きな転調もなく、メロディーがキャッチーに出来ていて、いつもどおり対比が素晴らしいです。
さて、個人的な感覚ですが、大サビCメロのC#m→Gma7→F#7という進行が以外に効果的に聴こえました。
普通ならC#m→F#7とⅦm→Ⅲ7で行くところに、間にⅣmaj7のGmaj7を挟んでいて、これが面白いですね。C#mでいったんコードトーンGの音が#したのに、またGがナチュラルになるGmaj7を挟んでのF#7。まぁ、単純に裏コードのmaj7版なのですが。効果的に聴こえました☆
さて、今回も転調の嵐で頭がグルグルでしたね☆
残った小さなトピックを少しだけ。
・エンディングの最後、KEY=BmでサブドミナントマイナーのGm9で終わるという工夫。郷さんはいつもエンディングのコードに仕掛けをしてくれます。
・この曲にも2/4拍子がBメロで効果的に挟まれています。Aメロは4+3+2という小節数で、またしても進むにつれて細かい小節になっています。
いかがでしたでしょうか?
なかなか転調の妙を探るのは難しいですね。。
いろいろご意見あればぜひ聴かせてください☆
次はたんきゅんさんの「百約束の物語」、行きまーーす!
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