2015年2月10日火曜日

たんきゅんデモクラシー「清く正しく」コード進行☆

こんにちは、ふるりらです!
今日はたんきゅんデモクラシーさんの「清く正しく」のコード進行を解析してみたいと思います!まだ発売前ですが。。
まばゆい程のピュアさが溢れるこの曲、PV、大好きです☆


清く正しく
KEY=E, C#, E, F#

[Intro]
E D6 | C#m(A/C#) C(#11) |
E D6 | C#m(A/C#) C(#11) |
[Intro2]
Eadd9 | Esus4 |

[A]
E       | D6     | C#m     | C(#11) |
E/B   | A#m(♭5) | D#m7   | G#7   |
E       | D6     | C#m     | C(#11) |
E/B   | A#m7(♭5) | D#m7   | G#7   |

[B]
Amaj7 | Amaj7/B | C#maj7 | C#maj7 |
Amaj7 | Amaj7/B | C# C#/C | C#/B A#m7 |
F#m7   | (3/4)B | (3/4) C#aug C# | (2/4) C# |

[サビ]
F#       | Bm     | C# Ddim7 | C#m7 F#/E |
Bmaj7 A#m7 | G#m7 F#maj7 | Emaj7   | Emaj7 B/C# |
F#       | Bm     | C# Ddim7 | D#m D#m/C# | Cm7(♭5) | Cm7(♭5) |
Bm     | Bm      | E9      | E9      |

[2A]
E       | D6     | C#m     | C(#11) |
E/B   | A#m(♭5) | D#m7   | G#7   |

[2B]
Amaj7 | Amaj7/B | C#maj7 | C#maj7 |
Amaj7 | Amaj7/B | C# C#/C | C#/B A#m7 |
F#m7   | (3/4)B | (3/4) C#aug C# | (2/4) C#|

[2サビ]
F#       | Bm     | C# Ddim7 | C#m7 F#/E |
Bmaj7 A#m7 | G#m7 F#maj7 | Emaj7   | Emaj7 B/C# |
F#       | D6     | C# Ddim7 | D#m D#m/C# | Cm7(♭5) | Cm7(♭5) |
Bm     | Bm      | E9      |

[間奏]
E D6 | C#m(A/C#) C(#11) |
E D6 | C#m(A/C#) C(#11) |
E D6 | C#m(A/C#) C(#11) |
E D6 | C#m(A/C#) Cmaj7 | 
Cmaj7 | (2/4)Cmaj7 |

[3サビ]
F#       | Bm     | C# Ddim7 | C#m7 F#/E |
Bmaj7 A#m7 | G#m7 F#maj7 | Emaj7   | Emaj7 B/C# |
F#       | D6     | C# Ddim7 | D#m D#m/C# | Cm7(♭5) | Cm7(♭5) |
Bm     | Bm      | E9      | E9      |
Emaj7  - E(9, #11, 13)  

【ポイント①】
華麗なる下降進行のイントロ、Aメロ!


今回の曲は各セクションごとに特徴がありますね。まずはイントロとAメロはおなじみのベース下降進行。
まずイントロはED6C#m(A/C#)C(#11)と表記しました。
C#m(A/C#)の部分はピアノの左手はG#の音を弾いていてC#mですが、メロディがAの音に行っていてA/C#のように聴こえます。そのあとのC(#11)はルートCで上にF#の音、のみで他に音がないのです。考え方的にはAm6/Cが近いと思いますが、Aの音が鳴っていません。この余計な音を弾かない、むしろ省略する、というのがこの曲のポイントの一つでもあります。
AメロはED6C#mC(#11)E/BA#m(♭5)と同じように下降して行きます。

【ポイント②】
華麗なる転調のBメロ!


Bメロは見事に転調が印象的なセクションになっています。
まずはAmaj7Amaj7/BC#maj7とⅣ→Ⅴ→Ⅵの動きでKEY=C#へ。
そして後半はAmaj7Amaj7/BC#C#/CC#/BA#m7と同じようにKEY=C#へ行った後、ベースの半音下降、と“らしさ”の組み合わせ。
そして、KEY=C#mのⅣm7であるF#m7行って、それをKEY=EのⅡm7と置き換えて、さらにBC#augC#(Ⅴ→Ⅵaug→Ⅵ)と動き、最後のⅥを今度はKEY=F#のⅤ、ドミナントコードとして、サビからは長2度上のF#へ転調、と雪崩のような転調です!すごいですね☆
これだけの転調をしていながら、とっても滑らかで違和感がないのが驚くべきところ。メロディが美しく引っ張っていれば、このような状態になるのでしょうか。素晴らしいです。

ちなみにBメロ最後のBC#augC#の部分を3/4と2/4で割ってみましたが、拍数的には4/4が2小節と変わりません。が、強迫の位置からして3+3+2の感じがします。ここも気がつかないくらい自然にこうなっています。おそらく工夫しようとしたものでなく、自然発生したものだと思われます。天才によるひらめき☆

【ポイント③】
サビのKEY=F#でのC#→Ddim7→C#m7→F#/E!


サビは美しい割とオーソドックスな進行ですが、一カ所いつもの郷さんらしさが現れています。C#Ddim7C#m7F#/Eの部分ですね。
ここはⅤ→#Ⅴdim7→Ⅴm7→Ⅰ/♭Ⅶという動き。
まず一つ目は#Ⅴdim7→Ⅴm7と、本来Ⅵmへ解決する動きをするのが一般的なところで、Vm7へ戻るという、郷さんテクニック。これは前回のたんきゅんさんの「百約束の物語」の記事でも書きました、Ⅲ7→Vm7とⅤm7→Ⅲ7のテクニックと同様と考えられます。
そして、さらにⅤm7→Ⅰ/♭Ⅶが今回特徴的なコードで、ここも普通はⅤm7→♭Ⅶ/ⅠとC#m7→E/F#となるところが、C#m7→F#/Eとなっていて、いわゆるⅤ/Ⅳの形が使われています。これはメロディがF#に行っているのもありますが、ここは響きの選択としてこちらが選ばれたのだと思います。ちょっとブライアン・ウィルソン様のようでグッときました☆これは郷さんもあまり使われてないコードです。この曲のちょっとしたスパイスですね。


いかかでしたか?今回はポイントは割と今までのおさらいのようなものが多かったですね。郷さんのテクニックが非常に美しい形でバランスよく配置された、ほぼ完成形のような進行だと思いました☆テクニックや刺激的になりすぎると、逆効果になりえることも多々ありますが、完璧なまでのバランスで、ポップソングの構築美と言えるコード進行だと思います。

さて、今回も少々のトピックを。
・いつものように郷さんはエンディング、最後のコードを工夫されています。E(9, #11, 13)と表記しましたが、ほぼF#/Eのようなコードです。なんだかこのピュアな音世界の最後に、大人になることの不安というか、なんとも言えない感じがこのコードで表されているような気がします。
・2サビと3サビの後半のBmはD6となって、ベースが工夫されています。上のコードを変えずに、ベースのみ繰り返し回で変えるこのテクニックも前回にも出てきましたね。
・Aメロの最後のD#m7→G#7で終わるのがらしいですね。構成の最後にⅢ7のコードで終わるのも郷さんのよくあるパターンです。


いかがでしたでしょうか?
それにしてもとっても愛らしい歌声と、素晴らしいテーマ、歌詞ですね。
たんきゅんデモクラシーさんのCDリリースが決まったようなので、楽しみです☆

ここまでYou Tubeにフルで音源のある曲をコード進行解析してきましたが、フルである曲はこれで終わりです。
ここからはCDなりで音を持っている方向けになります。ご了承を☆
次回は一部試聴出来るdetune.さんの「ユクの歌」、行ってみます!


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