今日はdetune.さんの2ndアルバムのタイトル曲「sono」のコード進行を解析してみたいと思います!
sono
[intro]
A(omit3) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) Gmaj7(13) | F(omit3, add9)
[A]
A(omit3, add9) | G(omit3, add9) | A(omit3, add9) | G(omit3, add9) |
A(omit3, add9) | G(omit3, add9) | A(omit3, add9) | G(omit3, add9) |
D | Gadd9 |
[intro2]
A(omit3, add9) | G(omit3, add9) |
[A']
A(omit3, add9) | G(omit3, add9) | A(omit3, add9) | G(omit3, add9) |
A(omit3, add9) | G(omit3, add9) | A(omit3, add9) | G(omit3, add9) |
D | Gadd9 |
A G | (3/4) D E | A G | (1/4) D |
A G | Dm | Dm |
[サビ]
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) G |
F(omit3, add9) | F(omit3, add9) |
[2A]
A(omit3, add9) | G(omit3, add9) | A(omit3, add9) | G(omit3, add9) |
A(omit3, add9) | G(omit3, add9) | A(omit3, add9) | G(omit3, add9) |
D | Gadd9 |
A G | (3/4) D E | A G | (1/4) D |
A G | Dm |
[Bridge]
Ddim7 C#dim | Cdim Bdim |
Bdim A#dim Adim G#dim | G#dim Gdim F#dim Fdim |
F#dim | F#dim |
[サビ]
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) G |
F(omit3, add9) |
[outro]
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) G |
F(omit3, add9) |
[outro]
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) E7(omit3, 11) |
A(omit3, add9) G | F(omit3, add9) |
今回パッと見複雑に見えてしまっていますが、omit3が多く逆に音数は少ないです。
【ポイント①】
今回の曲の多くのコードが3度の音を抜いたomit3で、かつ9度の音を足したadd9で構成されているようでした。イントロやAメロはメインのメロやエレピがアルペジオ風のフレーズを弾いていて、その中には3度も含まれていたりはするのですが、基本的にずっと鳴っているわけではないので、omit3としたほうが響きが近いです。
郷さんの曲にはadd9や7thも含む9thコードも含めテンションが入ったコードも結構使われますが、逆に省略する意識もしっかりあるように感じます。
3度を省略すると明暗が曖昧になるというか、透明感、緊張感が出るように思います。
さらに、全編に渡ってエレピのメロやカウンターラインには#11を通過するフレーズがたくさん出て来て、スケールも少しリディアン系のサウンドになっていて、それがまたこの曲のカラーになっています。
特にコードトーンの5→#4→9→1と動くフレーズが印象的です。Fコードの所では、ドシソファと動くフレーズです。
【ポイント②】
Bメロ後半にちょっと説明しづらいリズムの工夫があります。
おそらくメロディに合わせた結果こうなった、というものだと思いますが、面白いです。
3/4や1/4を挟んでいるように表記してみました。全体としては拍数は4/4で合う数なのが面白いですね。結果的に帳尻があっている。さらにシンコペーションが沢山入っているので、より複雑です。でもシンプルに聴こえるのが素晴らしいですね。メロディの力です。
【ポイント③】
dim7というのは平行移動させやすいもので、よくあるものは構成和音と同じく短3度で移動させるのが常套手段ですが、この曲のbridgeでは半音下降でスライドさせて、最後に半音上げる、という力技が使われています。しかしこれがとってもかっこいいですね。後半リズムを変えたり、最後に半音上げることで、しっかり楽曲にとけ込ませています。
3つのポイント以外には、全体としては♭Ⅶや♭Ⅵに当たるG、Fのコードが(omit3、add9を伴っていますが)多用されていて、いつもの郷さんらしい進行です。
それにしてもコードの響きの「園」感とタイトルのsonoがとてもマッチしていますね。
さて次回はdetune.さんの3rd『オワルゼンド』より「高嶺の花」、行ってみたいと思います!
【ポイント①】
omit3とadd9の響き!
今回の曲の多くのコードが3度の音を抜いたomit3で、かつ9度の音を足したadd9で構成されているようでした。イントロやAメロはメインのメロやエレピがアルペジオ風のフレーズを弾いていて、その中には3度も含まれていたりはするのですが、基本的にずっと鳴っているわけではないので、omit3としたほうが響きが近いです。
郷さんの曲にはadd9や7thも含む9thコードも含めテンションが入ったコードも結構使われますが、逆に省略する意識もしっかりあるように感じます。
3度を省略すると明暗が曖昧になるというか、透明感、緊張感が出るように思います。
さらに、全編に渡ってエレピのメロやカウンターラインには#11を通過するフレーズがたくさん出て来て、スケールも少しリディアン系のサウンドになっていて、それがまたこの曲のカラーになっています。
特にコードトーンの5→#4→9→1と動くフレーズが印象的です。Fコードの所では、ドシソファと動くフレーズです。
【ポイント②】
リズムの工夫も忘れない!
Bメロ後半にちょっと説明しづらいリズムの工夫があります。
おそらくメロディに合わせた結果こうなった、というものだと思いますが、面白いです。
3/4や1/4を挟んでいるように表記してみました。全体としては拍数は4/4で合う数なのが面白いですね。結果的に帳尻があっている。さらにシンコペーションが沢山入っているので、より複雑です。でもシンプルに聴こえるのが素晴らしいですね。メロディの力です。
【ポイント③】
dim7の平行移動!
dim7というのは平行移動させやすいもので、よくあるものは構成和音と同じく短3度で移動させるのが常套手段ですが、この曲のbridgeでは半音下降でスライドさせて、最後に半音上げる、という力技が使われています。しかしこれがとってもかっこいいですね。後半リズムを変えたり、最後に半音上げることで、しっかり楽曲にとけ込ませています。
3つのポイント以外には、全体としては♭Ⅶや♭Ⅵに当たるG、Fのコードが(omit3、add9を伴っていますが)多用されていて、いつもの郷さんらしい進行です。
それにしてもコードの響きの「園」感とタイトルのsonoがとてもマッチしていますね。
さて次回はdetune.さんの3rd『オワルゼンド』より「高嶺の花」、行ってみたいと思います!